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「ピラミッティング」を徹底解説
今回は、数あるFX手法の中でも特に有名な「ピラミッティング手法」について解説します。
ピラミッディングは、トレンド相場を最大限に活かす手法と言っても過言ではありません。
４年半で数百億円規模の凄まじい利益を上げたトレーダー集団”タートルズ”や、アメリカを代表する投資家”ウィリアム・オニール”も、ピラミッティングを活用したと言われています。
この記事では、ピラミッティングの基本的なやり方から、利益を出すためのポイントやコツについて徹底解説致します。
この記事を読むことで、以下のような疑問を解説することができます。
- ピラミッディングってどんな手法？
- ピラミッディングはどのような相場で使うべき？
- ピラミッティングとナンピンの違いは？
- ピラミッティングの設定ロット数が知りたい
- ピラミッティングのエントリーポイントが知りたい
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FXのピラミッディング手法とは
FXにおける「ピラミッディング」とは、最初に保有したポジションの含み益が増えていくにつれて、徐々にポジションを増やしていく手法です。
１回のトレンドで効率的に利益を最大化でき、分散エントリーをすることでリスクを軽減できます。
以下より、ピラミッティングのやり方を簡単にご説明します。
ピラミッティングのやり方
ピラミッディングは、保有ポジションに利益が乗り始めたら、同じ方向へ買い増し(or売り増し)をします。
例えば、1ドル＝100円のときに３万ドルを買ったとします。
レートが上がって１ドル＝105円になった時に３万ドルを買い、１ドル＝110円になった時にさらに１万ドルを買うといった具合です。
ピラミッディングには様々なやり方がありますが、基本的には初回エントリー時のロット数が一番多く、買い増しをするにつれ徐々にロット数を減らしていきます。
天井に向かってロット数が小さくなっていく様子が「ピラミッド」に似ていることからこの名前がついたと言われています。
世界中の有名トレーダーも活用している
ピラミッティング手法は、世界的に有名なFXトレーダーも活用しています。
ピラミッティングを活用するFXトレーダー
- タートルズ(個人ではなくグループ)
- ジェシー・リバモア
- ウィリアム・オニール
ピラミッティング手法で特に有名なトレーダーといえば、やはり”タートルズ”でしょう。
タートルズとは、シカゴ最強トレーダー”リチャード・デニス”と、数理論理学専門家の”ウィリアム・エックハート”が、23人のFX未経験者を集めて作ったチームです。
２週間の研修期間で「ピラミッティング手法」を落とし込んだ結果、４年半で数百億円規模の凄まじい利益を上げたとして、ウォール街で有名になりました。
また、日本においては、「JFX株式会社」社長の小林芳彦氏もピラミッティング手法を推奨しています。
なぜこんなにもピラミッティングの評判が高いのかというと、トレンドが長く続く相場で上手く使うことが出来れば、大きな利益を上げることが可能だからです。
以下より、FX手法「ピラミッディング」のメリットをご紹介します。
FX手法「ピラミッディング」のメリット
FXでピラミッティングを使うメリットは、主に以下の２つです。
- トレンド相場で爆発的に利益を残すことができる
- 含み益がある状態でポジションを追加するため、証拠金を圧迫することがない
ピラミッティングは、トレンドが長引く相場で上手く使うことができれば、爆発的に利益を残せます。
上の画像のように、トレンドは「１度流れができるとそのまま突き進む」という定説があります。
このようなトレンド相場においてピラミッティングを使うと、最初は100円のレートでポジションを持っていても、最終的にはいくつかのポジションを持つことになります。
引用:FXのピラミッディング手法とは？最適なやり方や買い増し回数
１ドル＝100円から105円までレートが上昇すれば、最初のポジションだけでも多くの利益を残すことができますが、ピラミッティングをすることで追加ポジションごとに含み益があるため、利益をかなり上乗せできます。
上手くトレンドの波に乗るためには、チャート分析の知識を深め、いち早くトレンドを見極めることが重要です。
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ピラミッティングとナンピンの違い
ピラミッティングと似ているFX手法に、ナンピンというものがあります。
どちらもポジションを積み重ねる手法ですが、ピラミッティングとの違いは「ポジションを追加するタイミング」です。
- ピラミッティング：含み益が出たときにポジションを追加する
- ナンピン：含み損が出たときにポジションを追加する
ナンピンは保有しているポジションと逆方向に相場が動いた時に、保有しているポジションと同じ方向に買い増し（or売り増し）していきます。
これにより平均取得単価（平均コスト）が下がり、初回エントリー時の価格まで戻らずとも利益が得やすくなります。
しかしナンピン手法は、トレンドが反転しなければどんどん含み損が大きくなっていくため、証拠金が圧迫されてロスカットされてしまうリスクがあります。
ピラミッティングの場合、含み益がある状態でポジションを追加するため、証拠金を圧迫することがありません。
そのためピラミッティングは、少額でFX取引をしている方でも利益を追求することができます。
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FXにおけるピラミッティング手法の種類
FXのピラミッティング手法は、追加するロット数の大きさによって以下の３種類に分けられます。
- スケールダウンピラミッティング
- 逆ピラミッティング
- イコールポジションピラミッティング
①スケールダウンピラミッティング
スケールダウンピラミッティングは、買い増ししていく段階で追加ロット数を少しずつ落としていくFX手法です。
- 1回目のエントリー：3ロット
- 2回目のエントリー：2ロット
- 3回目のエントリー：1ロット
ピラミッティングの中でも、最もオーソドックスなやり方です。
トレンドは長期化するほどトレンド転換の可能性が高まりますが、この手法は徐々にロット数を減らしていくため、トレンド後半で買い増したポジションの損切りダメージを減らすことができます。
後述する他２つのやり方に比べると利益は小さくなりますが、リスク管理をしながら手堅く利益をとることが出来る点がメリットです。
②逆ピラミッティング
逆ピラミッティングは、スケールダウンピラミッティングの逆パターンになります。
買い増ししていく段階で追加ロット数を少しずつ増やしていくFX手法です。
- 1回目のエントリー：1ロット
- 2回目のエントリー：2ロット
- 3回目のエントリー：3ロット
最初に保有するロット数が少ないため、「本当に予想通りに動くかどうか」を見ながら買い増していける点がメリットです。
しかし、トレンド後半になるといつトレンド転換するか分かりませんので、比較的リスクの高い手法になります。
利益確定とポジション追加のタイミングが難しいので、FX上級者向けの手法です。
③イコールポジションピラミッティング
イコールポジションピラミッティングは、最初に保有したポジションと同じロット数で買い増ししていく手法です。
- 1回目のエントリー：1ロット
- 2回目のエントリー：1ロット
- 3回目のエントリー：1ロット
こちらは、普段ピラミッティングを意識していないトレーダーが無意識に行っているエントリー手法でしょう。
スケールダウンピラミッティングよりも大きな利益を得られて、なおかつ逆ピラミッティングよりもリスクを抑えたトレードが可能になります。
具体的なピラミッディング手法のやり方を解説
この項目では、FXにおける具体的なピラミッティングのやり方をご紹介します。
おすすめのピラミッディング方法
先ほどピラミッディング手法には３種類あると解説しましたが、より利益を確保するためにおすすめなのが次の２つです。
- スケールダウンピラミッティング：
追加ロット数を少しずつ落としていく - イコールポジションピラミッティング：
最初のポジションと同じロット数で追加していく
逆ピラミッティング（初回エントリーから徐々にロット数を増やしていく手法）は利益を最大化するために有効ですが、トレンド後半はいつトレンドが終了するか分かりませんので、大きく賭けるのはリスクが高いと言えます。
なお、より守備的にピラミッディングしたいという方は、最初は少ない額を張り、予定通りに動いたところでピラミッディングするという方法もおすすめです。
最初のポジションが負けてしまっても被害は最小で抑えられますし、ポジションが含み益を出してからトレンドに乗ることができるので安全です。
「トレードチャンスではあるけど少し不安がある」という時に用いると良いでしょう。
ピラミッティング手法のエントリーポイント
FXでピラミッティングを行う際、どこでポジションを追加したら分からないという方も多いと思います。
ピラミッティングは、押し目や戻りのタイミングでポジションを積み重ねるのが効果的です。
- 押し目買いは、上昇トレンド中の一時的な下落局面
- 戻り目売りは、下落トレンド中の一時的な上昇局面
例えば下の画像では、上昇トレンド中に一時的に価格が下がっている部分（緑丸）があります。
これが押し目です。
押し目を見つけることで上昇トレンド中でもできる限り安く買うことができますし、一時的な逆行に巻き込まれる事なくトレンドに乗る事ができます。
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FX手法「ピラミッディング」の注意点
ここでは、FX手法「ピラミッディング」の注意点をご紹介します。
トレンド相場でしか活用できない
ピラミッディングが効果を発揮するのは、トレンド相場に限定されます。
ポジションを追加しても、トレンドが終わったり反転してしまうとすぐに含み益が減ってしまうからです。
しかし、値動きの大半はレンジ相場が占めています。
ピラミッディング手法を活用するためには、トレンドを見極める相場分析力が必要になります。
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ポジション追加と決済のタイミングが難しい
FX手法「ピラミッディング」の注意点２つ目は、ポジション追加と決済のタイミングが難しいことです。
基本的にピラミッディングは、トレンドが終わった場面でポジションを決済します。
しかしタイミングを見極めないと、トレンドの終わりの方で買い増したポジションは含み損を抱えるかもしれません。
このため、計画的に損切りができるようにそれぞれのポジションを見張る必要があります。
いずれにしても資金管理が重要となるのでご自身の証拠金と相談してピラミッディングをするかどうかの判断を下して下さい。
ピラミッティング手法を学ぶならはたけ投資カレッジへ
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まとめ
いかがでしたか？
今回は
- ピラミッティング手法とは？
- おすすめのピラミッティング手法のやり方と注意点
- ピラミッティング手法を学ぶならはたけ投資カレッジへ
- ピラミッティング手法まとめ
について説明しました。
ピラミッティング手法は、トレンドではかなり多くの利益を稼ぐ事ができる手法です。
伝説の投資家集団『タートルズ』も実際に使っていた手法ですので、マスターすれば巨万の富を築く事ができるかもしれません。
FX初心者には少し難しい手法となりますが、ぜひチャレンジしてみましょう！
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