FXには様々な注文方法がありますが、その中でも特におすすめなのが「トレール注文」です。
トレール注文とは、相場の値動きに応じて逆指値のレートも一定幅ずつ動いていく注文方法です。
リスクをコントロールしながら効率よく利益を追求できるメリットがあります。
今回はそんなトレール注文のメリット・デメリットや、利益を上げるためのコツ、具体的な手法までをご紹介致します!
- トレンド相場でなるべく利益を伸ばしたいと考えている人
- チャートに張り付いている時間がない人
- 一定の間隔で利確したい人
上記のような方はぜひご覧ください!
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FXのトレール注文とは?
FXのトレール注文とは、相場の値動きに追従しながら一定の値幅で逆指値注文のレートを動かしていく注文方法です。
「価格が上昇し、指定した値段以上になれば買い」「価格が下落し、指定した値段以下になれば売り」と指定する注文方法のこと。
主に損切りの決済方法として用いられる。
例えば、1ドル=100円の時に買い注文を入れたとします。
この時99円の逆指値注文を入れておけば、差額の1円がトレール幅になります。
上昇トレンドが続く場合、相場の動きに合わせて逆指値注文の値もトレール幅の1円の差を保ちながら変化していきます。
もし1ドル=104円のところで相場が反転して下降トレンドになった場合、103円まで下がったところで決済売りが成立し、利確します。
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FXのトレール注文のメリット
FXにおいて、トレール注文を使うメリットは主に3つあります。
- 画面に張り付く必要がない
- 損失を限定しながら利益を追求できる
- 新規注文・決済注文の両方で使える
①画面に張り付く必要がない
FXのトレール注文のメリット1つ目は、画面に張り付く必要がないということです。
トレール注文は、相場についていきながら損切りの値も変化していきます。
注文したらあとは見守るだけなので、時間を有効活用しながらFXで稼ぐことが可能となります。
学業や仕事家事などで忙しく、リアルタイムでチャートを監視できないという方にもおすすめです。
②損失を限定しながら利益を追求できる
FXのトレール注文のメリット2つ目は、損失を限定しながら利益を追求できることです。
通常、逆指値注文は損切りの手段として用いますが、目指している利確ラインに届かず相場が反転した場合、逆指値注文に引っかかって損失が発生してしまいます。
トレール注文は相場とともに、一定幅で逆指値の値を切り上げる(または切り下げる)ように変化します。
トレンド相場において、少ないリスクで利益を追い求めることが可能になります。
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③新規注文・決済注文の両方で使える
FXのトレール注文のメリット3つ目は、新規注文・決済注文の両方で使えることです。
ここまで解説したように、トレール注文はすでに保有しているポジションに対し、狙い通りに動けば利益をより多く確保しつつ、逆行した場合は決済注文ができます。
それ以外にも、現在の価格からトレールで新規注文する方法もあります。
例えば現在1ドル=100円だとして、新規買いトレール注文を101円に設定したとします。
上の画像のような動きで相場が下落トレンドから上昇に転じた場合、1ドル=99円に達した時にトレール注文で新規買いを執行し、その後の上昇を狙うことができます。
ただし新規注文した後に決済注文を出していない状態でいると、相場が急変した時に大損する可能性があるため注意しましょう。
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FXのトレール注文のデメリット
FXのトレール注文にはデメリットもありますので、見ていきましょう。
- レンジ相場では機能しない
- トレール幅やタイミングの見極めが難しい
①レンジ相場では機能しない
FXのトレール注文のデメリット1つ目は、レンジ相場では機能しないことです。
レンジ相場は一定幅で価格が上下するため、トレール注文を使うとすぐに逆指値に引っかかってしまいます。
対処法としてトレール幅を広くするという手もありますが、それだと損失を限定できるというトレール注文の真価が発揮されません。
トレール注文は必ずトレンドが発生しているときに使い、レンジ相場の時は無理に使わないようにしましょう。
②トレール幅やタイミングの見極めが難しい
FXのトレール注文のデメリット2つ目は、トレール幅やタイミングの見極めが難しいことです。
例えば、すでに保有しているポジションで大きく含み益が出ていたにもかかわらず、トレール注文をした後に相場が一時的に逆行し、トレールの逆指値に当たってわずかな利益で終わってしまうということもあります。
さらに、その後また元どおりに相場が進んだ場合は、トレールがなければ利益を伸ばせたという状況になってしまいます。
このようにトレール注文はダマシに弱いため、相場のボラティリティも加味してトレール幅やタイミングを決めていく必要があります。
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FXのトレール注文をする方法
FXのトレール注文をする方法は、以下の2通りあります。
- FX会社のトレール注文機能を使う
- 手動で逆指値注文を動かしていく
①FX会社のトレール注文機能を使う
トレール注文の方法1つ目は、FX会社のトレール注文機能を使うことです。
この場合、最初に購入ロット数や損切り幅を決めるだけで、あとは自動的に逆指値注文が移動します。
ただし、トレール幅は自動で逆方向に戻ることはありません。
(例えば上昇トレンド相場において、一度上がったトレール注文は下がることはありません。でないと利確ができないからです。)
この方法は簡単で手軽なので、時間がない方やFX初心者の方にもおすすめです。
なおトレール注文ができるFX会社には、ヒロセ通商、外貨ex byGMO、インヴァスト証券などがあります。
②手動で逆指値注文を動かしていく
トレール注文の方法2つ目は、手動で逆指値注文を動かしていく方法です。
これは、最初に通常通りエントリー注文と損切り注文を出し、価格に追従しながら損切りラインを自分で移動させるということです。
ある程度画面に張り付く必要がありますが、相場の動きを見ながら自由にトレール注文を行うことができるのがメリットです。
- チャート画面を見る時間を確保できる人
- 短時間のトレードがメインな人
におすすめの注文方法です。
FXのトレール注文で利益を出すコツ
ここまで、FXのトレール注文のメリットや注文方法について解説致しました。
手動で逆指値注文を動かす場合、具体的にどのような手法をとれば勝ちやすいのでしょうか?
ここでは、FXのトレール注文で利益を出すコツをご紹介致します!
①値動きが安定した通貨ペアで行う
FXのトレール注文は、「トレンドを形成しやすく、かつ値動きが安定した通貨ペア」で始めることをおすすめします。
トレール注文は強いトレンドが発生したときに最も効果を発揮します。
しかしトレンドが発生していても、価格の上下動が大きい場合は逆指値に引っかかって損失となってしまいます。
値動きが安定した通貨ペアといえばドル円が有名ですが、昼間のドル円相場などはレンジになることが多いため、トレール注文には不向きです。
21時頃から深夜にかけてのユーロドルやドル円は、トレンドを作りやすいためおすすめです。
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②トレンド相場を見極める
FXのトレール注文で利益を出すコツ2つ目は、トレンド相場を見極めることです。
トレンドを掴む方法は色々ありますが、特におすすめなのが移動平均線を基準にする方法です。
下の画像のように、長期・中期・短期の3本の移動平均線が重ならずに全て同じ方向を向いている時(パーフェクトオーダー)は、強いトレンド状態だと判断できます。
上方向を向いている時は上昇トレンド、下方向を向いている時は下降トレンドです。
トレンドが停滞していくとローソク足と移動平均線が交わる箇所がありますので、そのポイントを逆指値注文の基準とすることもできます。
移動平均線の期間は、自分の手法に応じて最適化を行いましょう。
移動平均線とは?移動平均線は相場のトレンドをつかむ為のインジケーターで、設定した期間内の終値の平均を線で結んだトレンド系インジケーターの一つです。英語でMoving Averageと表記する為「MA」と呼ばれる事もありま[…]
③ボラリティに応じてトレール幅を調整する
FXのトレール注文で利益を出すコツ3つ目は、ボラリティに応じてトレール幅を調整することです。
安定したトレンドが発生している相場であっても、ボラリティ(価格変動の度合い)が大きいと「だまし」によって利益を伸ばす前にトレール決済が執行されてしまいます。
そのため、ボラリティが高い相場ではトレール幅を大きくしておくことがおすすめです。
ボラティリティの過熱感を表すインジケーターとしては、ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)が有名です。
ATRの値が高い時はボラリティが高く、値が低い時はボラリティが低いと分析できます。
FXで稼ぐためのおすすめ手法を公開中!
今回は、FXのトレール注文で利益を出すための手法を解説致しました。
トレール注文は上手く活用できれば、順張りで大きく稼ぐチャンスとなります!
ただし、手動でトレール注文を行う場合はある程度チャートに張り付き、トレンドの見極めやトレール幅の調整などを行う必要があります。
今回の手法が難しそうだと感じた場合は、まず自動売買から始めるという方法もおすすめです!
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はFXのトレール注文についてお話しました。
トレール注文は非常に便利な注文方法ですが、
「強いトレンドが出ていて安定した値動きをしている通貨ペア」のみで使うことを忘れないようにしましょう。
ぜひ活用して、効率の良いFXトレードに役立てましょう!