はたけ
皆さんはFX取引をする際、通貨ペアの強弱を意識していますか？
初心者の場合、「なんとなく毎回決まった通貨ペアでトレードしている」という方も多いと思いますが、タイミングによっては全く値動きがないこともありますよね。
しかし通貨強弱を見極められるようになれば、現在の相場の方向性や、勝ちやすい通貨ペアが分かってきます。
これまで「なんとなく通貨ペアを選んでいた」という方は、ぜひ今回の内容を最後までご覧ください！
この記事で分かること
- FXの通貨強弱とは？
- 通貨強弱で何が分かる？
- 通貨強弱を見極める方法３つ
- FX取引における通貨強弱の使い方
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FXの通貨強弱とは？
FXの為替レートは、通貨ペアの需要（買いたい量）と供給（売りたい量）のバランスによって日々変動します。
そのため取引をする際は、「よりボラリティの大きい（価格変動の大きい）通貨ペア」を選ぶことが重要です。
そのボラリティを見極める上で、通貨強弱が役立ちます。
FXの通貨強弱とは、「通貨がどの程度買われているか、売られているか」という強さの度合いを表します。
- 強い：買われている＝需要が高い
- 弱い：売られている＝需要が低い
ということになります。
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以下より、初心者の方にも分かりやすく説明致します。
FXの通貨強弱で何が分かる？
通貨強弱で分かること①トレンド発生の可能性
FXの通貨強弱を知ることにより、トレンド発生の可能性が判断出来ます。
例えばドル円の価格が100円から101円になった場合は、「ドルが強く、円が弱い」ということになります。
この状態が長期間続くとドル円はどんどん上昇していき、上昇トレンドが形成されますよね。
もう一つ例を出して考えていきましょう。
ユーロ円の価格が120円から119円になったとします。
この場合は「ユーロが弱く、円が強い」ということになり、この状態が長時間続くと、ユーロ円で下降トレンドが形成される可能性が高くなります。
トレンド発生の可能性が分かれば、「トレンドフォロー（順張りトレード）をすればいい」など、FXのトレード戦略を立てることが出来ます。
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通貨強弱で分かること②値動きの大きい通貨ペア
FXの通貨強弱を知ることにより、より値動きの大きい通貨ペアを選択することが出来ます。
例えば、現在次の２つの状態が同時に生じているとします。
- ドル円の価格が100円から101円に上昇
→ドルが強く、円が弱い - ユーロ円の価格が120円から119円に下落
→ユーロが弱く、円が強い
この場合、３つの通貨のパワーバランスは
ドル＞円＞ユーロ
ということになり、ユーロドルの通貨ペアが大幅に下落するという可能性が高いと予想できます。
このように、各通貨ペアの強弱を比較することで、「強い通貨」と「弱い通貨」を見つけることができ、より勝ちやすい通貨ペアで取引できます。
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FXの通貨強弱を見極める方法３つ
ここでは、FXの通貨強弱を見極める方法を３つご紹介致します。
慣れれば簡単にできますが、初心者の方がチャートを１つ１つ見るのは時間と手間がかかりますし、最初は結構難しいです。
そこで、初心者には次の方法がおすすめです。
②Currency Strengthを活用する
③Matohu.netを活用する
それぞれの方法について詳しく解説します
①前日比を確認する
FXの通貨強弱を見極める方法１つ目は、前日比を確認することです。
FXにおける前日比とは、「当日の終値と前日の終値の差」のことを言います。
- 当日の終値が前日の終値よりも高い： 前日比はプラス
- 当日の終値が前日の終値よりも低い：前日比はマイナス
となります。
各通貨ペアの前日比の一覧は、各FX会社のマーケット情報にて確認することができます。
上の画像は、クロス円の通貨ペアのレートを表記しています。
全てプラスになっているため、現在の相場は全体的に「円が弱い」ということが分かります。
またこの中で比較すると、前日比1.982％になっているドル/円が値上がり率が最も高く、前日比0.034％になっている南アフリカランド/円が値上がり率が最も低い通貨ペアとなっています。
つまりこの中では、「ドルが強く、南アフリカランドが弱い」ということが分かります。
②Currency Strength Chartを活用する
FXの通貨強弱を見極める方法２つ目は、「Currency Strength Chart」を活用することです。
Currency Strength Chartとは、外国為替市場（FX）における計８種類の主要通貨の強弱をリアルタイムで表したものです。
米ドル（USD）、ユーロ（EUR）、円（JPY）、英ポンド（GBP）、豪ドル（AUD）、スイスフラン（CHF）、カナダドル（CAD）、ニュージーランドドル（NZD）
以下のように、折れ線グラフで表示されています。
表の「一番上段にある通貨と一番下段にある通貨のペア」が、現在最もボラティリティの高い通貨ペアということになります。
この場合、一番上段オレンジのドル、一番下段が水色の円なので、今後「ドル高円安」に動いていくということが予想されます。
Currency Strength Chartでは、当日と前日の２日分の通貨強弱を確認することができます。
チャートは５分毎に更新されるため、FXのスキャルピングやデイトレードといった短期的な取引をする方にとっては、Currency Strength Chartがシンプルで使いやすくおすすめです。
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③Mataf.netを活用する
FXの通貨強弱を見極める方法３つ目は、「Mataf.net」を活用することです。
こちらも主要通貨の強弱を知ることができ、2022年現在、2014年5月まで遡って数値を見ることができます。
長期に渡る通貨強弱を確認することができるため、スイングトレードやポジショントレードなど長期的な取引をする方に適しています。
また表示する通貨を自分で選択することが出来ますので、手間と時間を省きながら効率よく強弱を判断できます。
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FXの通貨強弱の使い方
FXの通貨強弱を知った後は、「最も強い通貨と最も弱い通貨」を選んで取引することが有効です。
例えば現在最も強い通貨がドル、最も弱い通貨が円だとすれば、ドル円の上昇トレンドに順じた手法をとることで、大きな利益が期待できます。
もちろんその場合、エントリーだけでなくトレンドが終わるタイミングを計ることも非常に重要です。
上の画像はドル円チャートです。
チャート下のインジケーターは、TradingViewにデフォルトで搭載されている「Currency Strength Chart」です。
オレンジ線がドル、ピンク線が円の通貨強弱を示しています。
ドルがもっとも強く、円がもっとも弱いタイミングが、ドル/円の価格のピークであると考察されます。
- エントリータイミング
→ドルが弱くなり始め、円が強くなり始めたタイミングで売り注文 - 決済タイミング
→それぞれの強さが同じくらいになったタイミングで買い決済
通貨強弱の注意点
今回ご紹介した通貨強弱の分析方法は、決して万能ではありません。
今回の分析で分かるのはあくまで「過去と現在の強弱」であり、一時的な強弱関係の場合、すぐに強弱が変わってしまうこともあるからです。
より予測精度を高めるためには、他のテクニカル指標やファンダメンタルズ分析を組み合わせながら取引することが大切です。
FXで利益を上げるためには通貨の強弱だけでなく、
- チャートの知識
- 資金管理
- メンタル管理
- ファンダメンタルズの知識
をしっかりと身につけていく必要があります。
初心者の場合「何をどうやって勉強すればいいのか？」と悩んでしまいますよね。
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まとめ
いかがだったでしょうか？
今回はFX手法の１つである「通貨強弱の分析方法」をご紹介しました！
取引をするにあたって、この強弱を知っておくだけで予測精度は格段に上がります。
より勝率を安定させるためには、自動売買ツールを使うのもおすすめです。
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