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FXには、スワップポイントと呼ばれる”通貨ペアの金利差”によって利益を得る方法があります。
特に中長期トレーダーに人気の手法となりますが、FX初心者でもスワップポイント狙いのトレードは可能なのでしょうか？
この記事では、スワップポイントの基本的な仕組みや、稼ぐためのコツについて解説致します。
- スワップポイントとは？
- スワップ狙いのトレードに挑戦すべき理由
- スワップ狙いのトレードで勝つためのポイント
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スワップポイント狙いのFXトレードとは
FXの稼ぎ方は、大きく分けて次の２種類あります。
- 為替差益を狙う
- スワップポイントを狙う
当ブログで普段ご紹介しているのは、通貨を高く買って安く売る（もしくは安く売って高く買う）ことで生じる「為替差益」を狙う手法です。
しかし、スワップポイント狙いのトレードもFXの魅力のひとつと言われています。
以下より、スワップポイントの仕組みについて初心者向けに解説致します。
スワップポイントとは？
FXにおけるスワップポイントとは、2カ国間の金利差によって発生する利益です。
FX取引を行う際は、2つの国の通貨を交換すると同時に「金利」の交換が行われます。
例えば日本円を売って米ドルを買う場合は、売った通貨（日本円）の利子を支払い、買った通貨（米ドル円）の利子を受け取ることになります。
この差額がプラスになれば、スワップポイントを受け取ることができます。
FXのスワップポイントは、各国の中央銀行が民間の銀行に対して提示する「政策金利」に連動しています。
例えば2021年10月時点の日本円の政策金利は-0.10%、トルコリラの政策金利は18.00%でした。
この時に日本円を売ってトルコリラを買うと、金利差18.1％分のスワップポイントを受け取れることになります。
スワップポイントはポジションを保有している間、毎日付与されます。
スワップポイントはマイナスになるケースもある
上述したように、「低金利通貨を売って高金利通貨を買う」と、プラスになったスワップポイント分の利益を受け取ることができます。
しかし逆に、「高金利通貨を売って低金利通貨を買う」と、スワップポイントはマイナスになってしまいます。
その場合、マイナス分の支払いが生じることにご注意ください。
また、政策金利は国の情勢や金融政策の方針により変動します。
通貨ペアを取引した当初のスワップポイントは大きくても、政策金利の引き下げによりスワップポイントも減少してしまうことがあることに注意しましょう。
スワップポイントが発生するタイミング
FXのスワップポイントが発生するのは、「ロールオーバー」のタイミングです。
ロールオーバーとは、日をまたいで通貨ペアを保有することを言います。
「ポジションを翌日に持ち越した」と判定される具体的な基準は、ニューヨーク市場がクローズする日本時間の午前6時50分（サマータイム期間中は午前5時50分）です。
スワップポイントは毎日付与されるため、ポジションを長く持てば持つほど多くのお金が手に入ります。
そのためスワップポイント狙いのトレードは、「スイングトレード」や「ポジショントレード」をするのが基本です。
スキャルピングやデイトレードのように、ポジション持ち越さずをその日のうちに決済する場合、スワップポイントは付与されません。
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スワップポイント狙いのFXトレードのメリット
スワップポイント狙いのFXトレードには、以下のようなメリットがあります。
- 細かいテクニカル分析が不要
- 機関投資家と戦わずに済む
- スプレッドの負担が少ない
上述したように、スワップポイントを狙うなら中〜長期に渡ってポジションを保有することになります。
そのためテクニカル分析よりもファンダメンタルズ分析の方が重要となり、１日に何度もチャートを確認する必要がありません。
さらにFXの長期売買は、短期売買と違って機関投資家の影響も少ないです。
短期売買では数十pips単位の取引を行うため、機関投資家が大量のお金を注ぎ込んで数十pipsレートを動かし、個人トレーダーを損切りさせるなどの戦略をとります。
しかしポジションを年単位で持つような場合、数百〜1000pips単位で損切り設定をするので、機関投資家といえどもレートを動かすのは簡単ではありません。
また長期取引は取引回数が少ないため、スプレッドの負担も少なく済みます。
FX初心者でもスワップポイントで稼げる？
FX初心者でも、「各国の情勢」に関する知識がある方であれば、スワップポイントで稼ぐことは可能です。
一般的に、FX初心者はテクニカル分析をして短期的な為替変動を狙っていくことが多いと思います。
しかしスワップポイント狙いの取引においては、チャート分析よりもファンダメンタルズ分析の方が重要です。
そのためチャート分析のやり方が分からなくても、経済知識を持っていて先々の値動きを読める方であれば、積極的にスワップ狙いのトレードに挑戦していいと思います。
ただ取引経験の少ないFX初心者の場合、ポジションを長期保有することでメンタル的に不安になったり、決済タイミングを間違えることもあります。
初心者の方は、ある程度短期売買で取引に慣れてからスワップポイント狙いに挑戦するのがおすすめです。
スワップ狙いのFXトレードで勝つためのコツ
ここでは、スワップ狙いのFXトレードで勝つためのコツをご紹介致します。
①スワップポイントが高い通貨ペアを選ぶ
スワップ狙いのFXトレードで勝つためのコツ１つ目は、スワップポイントが高い通貨ペアを選ぶことです。
各国の政策金利は時期により変動しますが、2022年6月22日現在は次のようになっています。
| 国名 | 政策金利 |
|---|---|
| 日本 | -0.1％ |
| アメリカ | 1.50～1.75％ |
| 欧州 | 0％ |
| オーストラリア | 0.85％ |
| イギリス | 1.25％ |
| ニュージーランド | 2.00％ |
| トルコ | 14.00％ |
| メキシコ | 7.00％ |
| 南アフリカ | 4.75％ |
| スイス | -0.25％ |
| カナダ | 1.50％ |
| 香港 | 2.00％ |
日本の金利は世界でも低水準なので、円を売り外貨を買うと、ほとんどの場合スワップポイントを受け取ることができます。
主要国の中でも特に高金利通貨として有名なのは、トルコ、南アフリカ、メキシコといった新興国通貨です。
ただし、スワップポイントは政策金利の差と完全に一致しているわけではなく、FX会社によっても異なります。
FX会社のHPを見ると各通貨のスワップポイント一覧が見れますので、チェックしておきましょう。
②高金利通貨のリスクを知る
高金利通貨は新興国通貨とも呼ばれ、為替変動リスクが比較的高いことに注意しましょう。
新興国は今後の成長余力がある国とされていますが、先進国ほど成熟しておらず、インフレを誘発しやすい傾向があります。
政情不安や地政学的リスクなどにより急な変動が起こる可能性があるため、常に注意しておきましょう。
この解決策としては、世界情勢に目を向けることです。
スワップポイント狙いのFXトレードを通して他の国について調べることで、長期的な値動きを読む力がついてくるでしょう。
普段は短期トレードをメインにしている方も、少しずつ知識をつけることで相場観を養うことができますので、ぜひ各国の「政策金利」に注目してください。
スワップポイントの勉強ならはたけ投資カレッジへ
最後に、FX初心者や未経験者におすすめの勉強方法をご紹介致します。
はたけFXブログでは、2019年5月にFXスクールを開校しました。
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まとめ
いかがでしたか？
今回は
- スワップポイント狙いのトレードとは
- FX初心者はスワップトレードに挑戦するべきか？
- 初心者でも狙えるスワップポイント
- まとめ
について説明しました。
スワップポイント狙いのトレードは、FX初心者でも十分に可能なので、是非挑戦してみて下さい。
グローバル化に備えるなどのメリットも見逃せません。
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