FXの単位pips(ピプス)
この記事では、FXの単位『pips(ピプス)』を初心者向けに分かり易く解説します。
トレーダーのブログやツイッターなどを見ると、
- 今日は50pips獲得しました!
- 今日は20pips損しました…。
という風に、pipsという単位を使ったやりとりを頻繁に見かけると思います。
初心者の皆さんにとっては馴染みのない単位なので、最初は難しく感じるかもしれませんが、理解すればさほど複雑なものではありません。
この記事では、FX特有の単位「pips」に関する基本と、計算方法についてご紹介いたします。
次のような疑問を解決できますので、ぜひご覧ください!
- pipsって何?
- 1pipsはいくら?どのように計算するの?
- pipsの計算に使える便利なツール
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FXにおける「pips(ピプス)」とは?
pips(ピプスorピップス)とは「pip」の複数形で、FXにおいては通貨の共通単位として使われています。
pipsを使用することで、異なる通貨ペアであっても共通の単位で変動幅を表すことができます。
FXではドル/円やユーロ/ドルなど様々な通貨ペアを取引することができますが、「10ドルの変動」「10ユーロの変動」「10ポンドの変動」という風に、各国の通貨単位で変動幅を表すとややこしくなります。
しかしpipsを使うことで、「円が〇pipsの変動」「ドルが〇pipsの変動」というように、異なる通貨でも変動幅を容易に比較できるようになります。
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FXにおける1pipはいくら?
FXにおいて、1pipがいくらなのかは通貨ペアによって異なります。
- 米ドル/円やクロス円(ユーロ/円、ポンド/円など)の場合
→1pip=0.01円(1銭) - 米ドルストレート(ユーロ/ドルやポンド/ドルなど)の場合
→1pip=0.0001ドル(0.01セント)
クロス円なら小数点第2位、ドルストレートなら小数点第4位の数をあてにすると良いでしょう。
例えば、米ドル/円の価格が120.0から120.05に動いた場合は、0.05円=5pips動いたことになります。
また、ユーロ/米ドルの価格が1.56709から1.56789に動いた場合は、0.0008米ドル=8pips動いたことになります。
しかし、この例で言うと「5pipsや8pipsが何円なのか?」という疑問が生まれるますよね。
これは取引額によって異なります。
1pipsの計算方法
FXにおける1pipsの計算式は、以下の通りです。
- 【クロス円の場合】
損益=獲得pips×0.01×取引単位 - 【ドルストレートの場合】
損益=獲得pips×0.0001×取引単位×その時のドル円のレート
例えば、ドル円が120.00円の時、1万通貨買いを入れたとします。
120.05円に上がった時に売れば、5pips獲得したことになり、500円が利益となります。
(計算式:5×0.01×10,000=500)
次に、ドルストレートの場合の損益計算方法ですが、円換算するときは「その時のドル円のレート」を掛ける必要があります。
例えば、ユーロ/ドルが1.56709米ドルの時、1万通貨買いを入れたとします。
1.56790米ドルに動いた時に売れば、8.1pips獲得したことになります。
この時のドル円のレートは1米ドル=120円だったので、972円が利益となります。
(計算式:8.1×0.0001×10,000×120=972)
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FXにおけるドルストレートのpips計算は複雑
ここまで、FXにおけるpipsの計算方法をご紹介しました。
クロス円を取引する人なら「1pips=いくらか」が感覚的にわかるかもしれませんが、ドルストレートの通貨ペアを取引する場合、損益計算が複雑になります。
そのため、初心者の方はpipsが計算しやすいドル絡みの通貨ペアを選ぶ傾向にありますが、ドルストレートの取引を完全に諦めてしまうのはもったいないです。
確かに、FXにおいてドル/円は値動きが安定していて情報も入手しやすいですが、ユーロ/ドルは世界で最も取引量が多く、ボラティリティが高いため大きな利益が期待できます。
「pipsが複雑だから」という理由で取引通貨の選択肢を狭めると、ご自身の可能性を潰すかもしれません。
とはいえ、6桁も並んでいるドルストレートの計算が難しいのもまた事実。
そこでおすすめの方法をご紹介します。
pips計算機を使えば多くの問題が解決する
ドルストレートの取引はFX初心者におすすめですが、pips計算ができなければ、トレード計画を立てるのが難しくなります。
例えば、
- 〇〇円で利益確定したい
- 〇〇円で損切りしたい
というとき、何pipsの幅を取るか計算しなければトレードできません。
そこでおすすめするのが、以下のpips計算機を使うという方法です。
これを使えば、手間をかけることなくドルストレートの1pip=何円なのかということがすぐに分かります。
FXにおいてpipsを使うメリット
FXではpipsを使うことで、取引の効率の良さを測る指標となります。
例えば、次の2人のトレーダーがいたとします。
- FXトレードで50万円稼いだAさん
- FXトレードで500万円稼いだBさん
この2人を比較した場合、初心者の方は「Bさんの方が500万円も稼いだので優れている」と思うでしょう。
しかし、上記の例では元手の資金が記載されていないため、どちらのトレーダーが優秀であるか?の判断ができません。
FXでは、「いくら動かしていくらの利益を上げたか」という資金効率が非常に重要となります。
Aさんはたったの1万円を元手に50万円稼いだのかもしれませんし、Bさんは何兆円ものお金を運用してようやく500万円を手にしたのかもしれません。
つまり、「〇〇円稼いだ」というだけでは、取引の効率の良さを測ることはできないのです。
pipsはツールの優位性を判断する指標になる
pipsを使うことによって、FXの取引パフォーマンスがより明確になります。
これだけでも理解しておけば、FXの情報商材やツールを選ぶ時に騙されにくくなります。
現在、TwitterやInstaglamなどのSNSを見ていると、
- このツールで稼いだ!
- FXで稼げる手法をレクチャーします
といった投稿を多く見かけます。
このような投稿の中には、FX初心者を狙った詐欺業者も多いので注意が必要です。
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「〇〇億円稼いだ実績アリ!」と宣伝していても、pips数がわからない以上それが優れているのかどうか判別することは不可能です。
もちろんpips数が明記されていれば全て安全というわけではありませんが、初心者の方は利益額に目を奪われて騙されてしまうことも多いので、「大切なのは資金効率」ということを覚えておきましょう。
なお、「勝てるFXの自動売買」について気になる方は、以下のLINE@で最新情報を公開していますので、ぜひご参考ください!
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まとめ
いかがでしたか?
今回は
- FXでよく使うpipsとは?
- pips計算機を使えば多くの問題が解決する
- pipsまとめ
について説明しました。
pipsは
- 米ドル/円の場合は0.01円が1pips(小数点以下2桁目)
- ユーロ/米ドルの場合は0.0001ドルが1pips(小数点以下4桁目)
という風に覚えておくと分かりやすいです。
FXをやるうえで必須の単位となりますので、是非おぼえておきましょう!