FXハイレバレッジ手法は本当に危険なのか?

FXハイレバ手法とは、簡単にいうと「倍率の大きいレバレッジを掛けてトレードすること」を言います。

海外FX口座の多くが500倍以上のレバレッジを導入しており、国内FXと比べてかなり大きなレバレッジをかける事が出来ます。

ハイレバ手法は、少ない証拠金で大きな資金を動かせるメリットがある一方、それに伴うリスクも存在します。

そのため巷では「危険」「破産する」などの意見も耳にしますが、本当に危険なのでしょうか?

この記事では次のポイントを解説致しますので、ぜひ最後までご覧ください。

  • FXのハイレバ手法とは?
  • ハイレバは本当に危険なのか?
  • ハイレバ取引で失敗する人の特徴
  • ハイレバレッジが有効な取引手法

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FXのハイレバ手法とは

FXのハイレバレ手法とは

ハイレバ手法とは、海外FX会社のハイレバレッジを利用したトレードのことを言います。

レバレッジとは、「証拠金(自己資金)を担保にして、自己資金以上の取引を可能にする仕組み」です。

例えば自分の資金が10万円あるとします。

普通に考えれば、10万円の資金では10万円分の取引しか出来ません。

しかしそこに10倍のレバレッジをかけることで、100万円分(10万円×10倍)の取引が可能になります。

このように、FXはレバレッジをかけることで少額でも大きな金額を動かすことが出来るのです。

レバレッジ(英語:Leverage)を直訳すると「てこの原理」という意味になり、その名のとおり「小さな力で大きな物を動かすこと」に由来しています。

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国内FXと海外FXではレバレッジ上限が違う

国内FXと海外FXではレバレッジ上限が違う

国内FX業者では、法律により最大レバレッジが25倍と定められています。

しかし海外ではレバレッジ規制がないことも多く、ほとんどの会社で500倍以上、中には2000倍のレバレッジをかけることが可能な会社もあります。

なお国内FXでも、最初は100倍以上のレバレッジをかけることができましたが、規制により年々レバレッジ上限が下がっていきました。

2018年には「最大10倍にすべきだ」という意見も飛び交いましたが、多数のトレーダーの反対があったため、2022年現在は25倍の水準にとどまっています。

このことから分かるように、ハイレバは多くのFXトレーダーから必要とされているのです。

ではなぜ国内FXで規制されているのか?というと、「ハイレバはリスクが高い」と言う意見も多いからです。

FXのハイレバ手法は危険なのか?

ハイレバレッジの危険性

結論から言うと、FXのハイレバ手法には確かに危険性もあります。

しかしそれ以上にメリットが大きいので、資金が少ない人ほど率先してハイレバをやるべきだと僕は思っています。

具体的にどのような点が危険なのかと言うと、「レバレッジをかければかけるほど利益も損失も大きくなる」からです。

例えば1ドル=100円の時に、証拠金10万円で1000通貨単位買ったとします。

1ドル=101円に変動した場合、レバレッジとかけるのとかけないのとでは以下のような利益額の違いが出てきます。

1倍10倍100倍
投資額1,000ドル10,000ドル100,000ドル
価格の変動100,000円

101,000円
1,000,000円

1,010,000円
10,000,000円

10,100,000円
利益+1,000円+10,000円+100,000円

同じ証拠金と価格変動でも、レバレッジをかけない場合は1000円の利益で、レバレッジ100倍の場合は10万円の利益になります。

しかし、レバレッジ取引によって倍になるのは利益だけではありません。

例えば上の例と同じ条件でドルを購入し、相場が予想と逆に動いて1ドル=99円になったとします。

その場合、レバレッジをかけなければ1000円の損失で済みますが、レバレッジ100倍の場合は10万円の損失となります。

ハイレバ手法は、よほどの証拠金がないと少しの値動きでロスカットになる可能性があるのです。

先ほどの例の場合、FX会社のロスカットライン(証拠金維持率)が100%であれば、1ドル=99円になった時点でロスカットされてしまいます。

実際はロスカットラインをもっと低く設定している会社が多いので、ハイレバ手法をする場合は資金管理を徹底する必要があります。

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FXのハイレバ手法で失敗する人の特徴

ハイレバ手法で失敗する人の特徴

FXのハイレバ手法で失敗する人は、手法や資金管理などを知らないまま取引を始めてしまう人が多いです。

その結果、大失敗して破産してしまう人が増えたため、現在国内のFXではレバレッジが規制されているのです。

取引方法すらよく理解していないのにハイレバ取引をしてしまう人は、多くの場合「稼げる」という情報に乗せられてFXを始めています。

つまり、根拠もないのに自分は絶対に勝てると考えている方です。

ハイレバ手法で破産した人の例

ハイレバ手法で破産した人の例

多くの人がハイレバ手法で破産した代表例として、一時期流行った豪ドル円のスワップトレードが挙げられます。

豪ドル円のレートがどんどん上がり、スワップ金利も増えているので、「とりあえず豪ドルを買っていれば儲かる」という時代がありました。

この時、取引方法も知らないようなFX初心者が多数おり、買えば儲かることだけを知っていたので資金の許す限りハイレバで豪ドルを買いました。

当時の国内FXのレバレッジは100倍以上でしたが、本来年単位で持つスワップ金利狙いの場合は、高くても10倍程度のレバレッジをかけるのが普通です。

そして後のリーマンショックにより、豪ドルは大幅下落しました。

この時大損したトレーダーは、低レバレッジに抑えた余裕のあるトレードをしていれば当然損失も抑えられたはずです。

FXのレバレッジや資金管理についてあまり勉強していない方がハイレバ取引をすると、当然大損の恐れがあります。

一概に「ハイレバが危険」と言うわけではないのです。

ハイレバレッジが有効なFX手法

ハイレバレッジが有効な取引手法

ここまで、FXのハイレバ手法はメリットに伴うリスクがあることを解説しました。

では、負けた時のリスクを減らしつつ、ハイレバレッジのメリットである「稼ぎやすさ」を活かせる取引手法はどのようなものなのでしょうか?

それは、短期取引です。

先ほども解説した通り、ハイレバ取引は少しの値動きでロスカットされやすいため、ストップロス(損切りライン)をしっかりと行うことが重要です。

短期取引なら損切りする時の値幅も小さい傾向にあるため、ハイレバレッジの取引をしても損失を小さく抑えることができます。

たったこれだけのシンプルな話ですが、非常に有効です。

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ハイレバ手法の注意点

特にFX初心者の場合、長期取引でハイレバレッジをかけることはおすすめしません。

一般的に、長期取引では損切り位置が遠いので、そこに達してしまった場合1度でかなりのダメージを負ってしまいます。

また、いかにリスクの低い取引手法を用いる場合であっても、何百倍ものレバレッジをかけることは危険です。

海外FX口座では500〜2000倍ものレバレッジをかけることができますが、いきなり大きな倍率をかけるのではなく、最初は2倍から始めて、取引に慣れながら徐々にレバレッジ倍率を上げていくと良いでしょう。

FX初心者の場合、「稼ぎやすさ」と言う点だけでハイレバに飛びついてしまいがちですが、大きな金額を稼ぐためには、当然それ相応の知識が必要ということを心得ておきましょう。

FX取引に自信のない方で、「少ない証拠金で稼ぎたい」という方には、自動売買システムを使うというのも1つの手です。

プロトレーダーと同様の取引を行うことが出来るため、初心者の方が裁量で取引するよりも勝率は高まるでしょう。

しかし自動売買にも様々な種類がありますので、しっかりと吟味する必要はあります。

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まとめ

ハイレバレッジ手法まとめ

いかがでしたか?

今回は

  • FXのハイレバ手法とは?
  • ハイレバは本当に危険なのか?
  • ハイレバ取引で失敗する人の特徴
  • ハイレバレッジが有効な取引手法

について説明しました。

一概に「ハイレバはリスクが高い」だけではないことがお分かりいただけたでしょうか。

FXにおいて、ハイレバは有効な方法ですが、もちろんレバレッジをかけずにリスクを抑えて取引するのもアリです。

自分の資金と相談して、適切な取引量とレバレッジ倍率で取引していきましょう!

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