はたけ
勝率の高さよりもリスクリワード比率です。
こんにちは！はたけです。
あなたはFX自動売買システムを選ぶ際、何を重要視していますか？
“とにかく勝率の高さを重視する”という方も多いと思いますが、本当に利益を出せるかどうかを見極めるには、勝率よりも「リスクリワード比率」の方が大事だと僕は考えています。
リスクリワード比率とは「１回のトレードにおけるリスク（損失）とリワード（報酬）の比率」のことで、リスクリワードレシオとも呼ばれています。
この重要性を理解していないと思わぬ大損に繋がってしまうこともありますので、まだ知らない方はぜひこの記事を最後までご覧いただき、本当に勝てるシステム選びにお役立てください！
- リスクリワード比率とは？
- リスクリワード比率と「勝率」の違い
- FX自動売買で勝率ばかりを重視する危険性
- 勝率も利益率も高いFX自動売買システムとは？
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FXにおけるリスクリワード比率とは
FXにおけるリスクリワード比率とは、１回のトレードにおける「Risk＝危険（損失）」と「Reward＝報酬（利益）」の比率のことをいいます。
別名“リスクリワードレシオ”とも呼ばれており、日本語に訳すと”損益比率”となります。
リスクリワード比率を求めるには、ある程度の回数のトレード記録を取って次の計算をします。
リスクリワード比率 = 勝ちトレードの平均利益 ÷ 負けトレードの平均損失
例えば、今使っているFX自動売買システムの平均利益が１万円、平均損失が１万円の場合、リスクリワード比率は「１」となります。
- 平均利益が２万円、平均損失が１万円の場合→「２」
- 平均利益が１万円、平均損失が２万円の場合→「0.5」
という具合に変化します。
その場合はシステムを無理に稼働せず、一度ポートフォリオを見直してみましょう。
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FXでは「勝率」と「リスクリワード比率」どちらを優先すべきか
FX自動売買システムを選ぶ際、”とにかく勝率の高さを重視する”という方も多いと思いますが、決して「勝率が高い＝利益を多く残せる」というわけではありません。
もちろん勝率が高いのに越したことはありませんが、勝率ばかりを重視してリスクリワード比率を度外視していると思わぬ大損に繋がることもあります。
FXで安定して利益を出すためには、「リスクリワード比率」と「勝率」をセットで考える必要があります。
この章では、
- FX自動売買で勝率ばかりを重視する危険性
- レンジ相場向けのシステムは特に注意が必要
- FXは「リスクリワード比率」と「勝率」をセットで考えよう
について解説いたします。
FX自動売買で勝率ばかりを重視する危険性
FX自動売買システムの優位性を考えるにあたって、リスクリワード比率と並んで重要な数値が「勝率」です。
勝率とは「全体のトレードに対する勝ちの割合」のことを言い、以下の計算式で求めることができます。
勝ったトレードの回数÷全トレード数×100＝勝率
例えば、運用している自動売買システムがトータルで100回トレードを行い、そのうち勝った取引が65回であれば、勝率65%ということになります。
勝率の高いシステムはなんとなく「安定して稼げる」というイメージがあるかと思いますが、実は勝率を上げること自体はそんなに難しいものではありません。
例えば利確・損切りラインを以下のように設定しているEAがあるとします。
- 利確：10pips
- 損切り：1000pips
この場合、当然ながら1000pips逆行する前に10pips順行する方が早いため、大体のトレードで勝てることになります。
つまりなかなか損切りをしない自動売買システムは必然的に勝率が高くなるのです。
このようなシステムは例え高い確率で勝てるとしても、１度の負けで大きな損失を生む可能性があります。
特に「レンジ相場向け」のシステムは勝率の落とし穴に陥りやすいので注意が必要です。
レンジ相場向けのシステムは特に注意が必要
レンジ相場は同じ値幅内で価格が上下に行ったり来たりを繰り返すため、利確ラインを近くに設定していれば高い確率で勝てることになります。
さらに為替相場の８割以上はレンジ相場だと言われているので、レンジ相場向けのFX自動売買システムは一般的に高勝率であることが多いです。
しかしレンジから一転して持っているポジションと逆方向のトレンドができた場合、なかなか損切りをしないシステムだと日に日に含み損が膨らんでしまいます。
そして気づいた時には取り返せないほどの大きな損失を出して損切りされていることがあります。
世に出回っているFX自動売買システムは勝率の高さを全面に打ち出していますが、中身をよく見てみると損切りラインが広いから中々負けないだけで、「１度の負けで大損した。」という失敗談も多く耳にします。
自動売買に限らず、FXで大損を回避するためには「適度に損切りを行うこと」が重要です。
損切りすると当然勝率は下がりますが、勝率ばかり高くて損切りをなかなかしないシステムよりも安定して利益を出せる可能性があります。
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FXは「リスクリワード比率」と「勝率」をセットで考えよう
先述したとおり、FXで安定して利益を出すためには「リスクリワード比率」と「勝率」をセットで考える必要があります。
初心者の方は勝率ばかりに目がいきがちですが、どんなに経験を積んだプロトレーダーであっても勝率100%の取引は存在しません。
たとえ勝率が10%程度でも、損失を最小限にしてトータルの利益が大きくなればそれでOKなのです。
例えばリスクリワードが１：１（利確１万円、損切り１万円）で勝率が50%の場合、10回トレードした時の合計損益は±0円になります。
●利益１万円×５回＝５万円（総利益額）
●損失１万円×５回＝５万円（総損失額）
→合計損益 ±０万円
この場合、勝率を大きく伸ばさなければ利益も伸びにくくなります。
しかし同じ勝率50%でも、リスクリワード が１：２（利確２万円、損切り１万円）の場合、10回トレードした時の合計損益は＋５万円となります。
●利益２万円×５回＝10万円（総利益額）
●損失１万円×５回＝５万円（総損失額）
→合計損益 ＋５万円
同じ勝率50%でリスクリワード １：３（利確３万円、損切り１万円）の場合、10回トレードした時の合計損益は＋10万円となります。
●利益３万円×５回＝15万円（総利益額）
●損失１万円×５回＝５万円（総損失額）
→合計損益 ＋10万円
このように、同じ勝率でもリスクリワード比率を上げることによって最終的に得られる利益が大きくなります。
また、損益分岐点（利益と損失の分かれ目）も変わってきます。
上述した例の場合、リスクリワードが１：２であれば勝率40%でプラスとなり、１：３であれば勝率25%でプラスになります。
FX自動売買における理想のリスクリワード比率
FX自動売買における理想的なリスクリワード比率は、一般的に２〜３程度と言われています。
先ほども解説したとおり、リスクリワード比率は数値が高い方が勝率が低くても利益が出せる計算になります。
しかし極端にリスクリワードが高いトレードを目指すと、当然ながら実現が難しくなります。
例えばリスクリワード１：９を目指す場合、勝率10%を超えれば利益が出ることになりますが、FXにおいて１の損失に対して利益を９とるのは非常に難易度が高いです。
為替相場というものは、上昇するにしても下降するにしても上下を繰り返しながら動いていくため、９の利益に届くまでにチャートが逆行して１の損失に達してしまうことが圧倒的に多いからです。
しかしリスクリワードが１：２程度であれば、比較的高い確率で勝つことができますし尚且つトータルの損益も多くなります。
FX初心者の方は、現実的に目指しやすいリスクリワード比率を目指しましょう。
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今回は、FX自動売買におけるリスクリワード比率と勝率の関係性について解説しました！
どんなに高勝率を謳っていても、そのシステムが本当に利益が出るかどうかは分かりませんので、初心者の方は特に慎重に選びましょう。
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FX自動売買におけるリスクリワード比率のまとめ
いかがでしたか？
FX自動売買において、勝率だけでシステムを選ぶことの危険性についてお分かりいただけたかと思います。
自動売買で勝つためには、システムのロジックだけでなく自身でリスク管理することがとても重要です。
なお、僕の運営する投資コミュニティでは、そのようなリスク管理や資金管理の方法はもちろん、具体的なFXの勝ち方についてもしっかりお教えします！
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