FX自動売買は単利と複利どっちがいいの？違いを解説！

今回は、FXをするなら絶対に知っておきたい「複利運用」について解説します！

FX運用は「単利」と「複利」の２つの考え方がありますが、短期間で大きく稼いでいる人は、複利の力を有効的に活用しています。

かの天才科学者アインシュタインも、「複利は人類最大の発明」と述べているほどです。

しかし、複利運用は失敗すると損失額が大きくなるリスクもあるため、安全に運用するやり方を知っておく必要があります。

この記事は以下の内容を解説しますので、複利の正しい知識を身につけて、効率的な資産形成にお役立てください！

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FXの複利運用とは？

FXの運用方法は、

1. 複利運用
2. 単利運用

という２つの方法があります。

同じ証拠金・同じEAを使っていても、複利と単利では利益の増え方が変わってきます。

以下より、それぞれの運用方法で利益がどう変わるのかシミュレーションしてみましょう。

複利運用シミュレーション

まず、FX自動売買を複利運用した場合のシミュレーションをご紹介します。

例えば、月利10%のFX自動売買システムを100万円の証拠金で始めたとします。

月利10%なので１ヶ月目の利益は10万円となります。

複利は利益を出金せずにそのまま元本に回すので、２ヶ月目は１ヶ月目の利益を含めた110万円で運用します。

すると２ヶ月目は11万円の利益となるので、３ヶ月目は利益を含めた121万円で運用します。

このように、得た利益を証拠金に回すことで、取引できる金額が徐々に増えていきます。

このやり方で１年間自動売買を運用し続けたとすると、１年間の利益は213万8428円となります。

単利運用シミュレーション

次に、同じ自動売買システムを単利で運用した場合の利益の増え方をご紹介します。

先ほどと同じく、証拠金100万円で月利10%のシステムを稼働するため、１ヶ月目の利益は10万円となります。

ここまでは複利運用と変わりませんが、単利運用では元本が当初の金額（100万円）のまま変わりません。

２ヶ月目も３ヶ月目も、それ以降も100万円で運用します。

元本が変わらないため、利益額も毎回同じになります。

このやり方で１年間自動売買を運用し続けたとすると、１年間の利益は120万円となります。

FX自動売買における複利運用のメリット

FXを複利で運用する最大のメリットは、資産が雪だるま式に増えていくことです。

先ほどのシミュレーションでは、同じ自動売買システムを同じ証拠金で始めていますが、１年間で得た利益は次のように変わります。

単利運用は証拠金が一定なので、利益が増えるペースも一定です。

複利運用は儲けた利益を証拠金に回すので、資産の土台がどんどん大きくなり、単利よりも早いペースで稼ぐことができます。

FX自動売買における複利運用のデメリット

FX自動売買における複利運用には、次のようなデメリットもあります。

複利運用は、原則として利益を途中で引き出せません。

そのため、稼いだお金を使える期間は先延ばしになってしまいます。

また、運用額が大きくなるということは、「少しの値動きで抱える含み損や含み益も大きくなる」ということを意味します。

メンタルへの負担も大きくなりますし、もし資産がマイナスになった場合は、今まで稼いできた利益が全て失われる可能性もあります。

複利運用なら億トレーダーも夢じゃない

ここまで解説したように、複利運用にはリスクもありますが、上手く利用できれば少額で億トレーダーを目指すことも可能です。

億トレーダー（億り人）とは、「FX取引で資産１億円を築いた投資家」のことをいいます。

どんなに優秀な自動売買システムであっても、単利運用で少額から１億形成するのは膨大な時間がかかりますよね。

しかし複利の力を活用すれば、単利運用よりも断然早く資産を増やすことができます。

例えば証拠金が10万円あり、月利20%のEAを運用するとします。

複利運用であれば、36ヶ月後に資産１億に到達する計算になります。

FX自動売買の複利運用のやり方

ここでは、FX自動売買の複利運用のやり方について具体的に解説致します。

①運用に必要なロット計算

FX自動売買では、トレーダー自身でロット数（取引通貨量）を設定する必要があります。

証拠金に対して取引可能なロット数を求める計算式は、以下の通りです。

利用するFX会社によって、１ロットは1,000通貨だったり、10,000通貨だったりします。

例えば１ロット＝10,000通貨のFX会社の場合、

• 証拠金：10万円
• 現在の為替レート：１ドル=100円

であれば、取引可能なロット数は最大0.1ロットです。

（計算式：1,000,00÷100÷1÷10,000=0.1）

同じ資金でも、ロット数を増やすとレバレッジが高くなります。

②証拠金が増えたらロット数を上げる

複利運用では、証拠金が増えたらロット数を上げます。

やり方としては

• 自分でロット数を変更する
• EAの複利設定機能を使う

という方法があります。

EAによって複利設定機能の有無は異なりますが、証拠金に応じて自動でロット数を変更してくれるので便利です。

自分でロット数を変更する場合は、例えば「証拠金10万円毎の推奨ロット数が0.1」のEAを使っているとすると、証拠金が20万円に増えたらロット数を0.2にする、といった具合です。

③複利運用のリスクを軽減する方法

複利運用は早く資産を増やす上では有効ですが、ロット数を上げた結果退場してしまっては元も子もありません。

そこで、複利運用におけるリスク回避のやり方をご紹介します。

先ほどと同じく、証拠金10万円毎の推奨ロット数が0.1のEAを使ったとします。

証拠金が20万円に増えた時にロット数を0.2にした後、もし運悪くロスカットにあった場合、資金がないため自動売買を継続することが難しくなります。

そこで、20万円を稼いだ時点ですぐにロット数を上げるのではなく、稼いだ10万円を出金して残り10万円で単利運用を続けます。

そうすることで、EAがもしロスカットされたとしても、引き出しておいた残りの10万円ですぐに再稼働することができます。

そして再び利益が20万円に達した時に、ロット数を0.2にします。

この方法は利益を全て投資金に回すよりも稼ぐスピードは落ちますが、「退場しないこと・運用を継続すること」を重視するのであればおすすめのやり方です。

FX自動売買の複利運用を成功させるコツ

FX自動売買の複利運用を成功させるには、上記のリスク回避策と併せて「ポートフォリオ」を組むことがおすすめです。

ポートフォリオとは、複数のEAを同時に運用する手法です。

EAはそれぞれロジックが異なりますので、得意とする相場と不得意とする相場があります。

ポートフォリオを組んでいれば、もし１つのEAがドローダウンを発生させていたとしても、別のEAで補えるため、全体のドローダウンを下げることが可能です。

• 調子がよく今後も勝てる可能性が高いEAは複利運用でロットを上げる
• その他のEAは最低ロットで運用する

という方法もあります。

FX自動売買の複利運用を成功させるためには、単体のEAで考えるのではなく、ポートフォリオ全体で運用資金や利益を考えることが重要です。

複利運用で爆発的に利益を得る自動売買システム

複利運用の特徴ややり方が分かったら、次は実際に運用してみましょう。

複利運用に向いているのは、次のようなEAです。

• バックテストが長期で安定していること
• フォワードテストの結果が良いこと
• ドローダウンが低いこと

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FX自動売買は単利と複利どっちがいいの？まとめ

今回は、FX自動売買の複利運用について解説致しました。

優秀なEAであれば単利運用より複利運用の方が大きな収益を挙げることが期待できますが、使い方を間違えると逆効果になってしまう恐れもあります。

正しい知識とスキルを身につけて、是非効率的な資産形成にお役立てください。

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