最強のインジケーターと名高いQQEを使ったFX手法

RSIよりも使い勝手が良い?
QQEを使ったFX手法を解説

今回は、最強のインジケーターと呼ばれる「QQE」を使ったFX手法をご紹介します。

QQEはRSIを基に計算されており、通貨の買われすぎ・売られすぎを判断するのに役立ちます。

非常にシンプルで分かり易く、FX初心者の方でもすぐに実践できる手法ですので、この記事を参考にして使い方を理解しておきましょう。

  • QQEとは?計算方法をご紹介
  • QQEのパラメーター設定
  • FXにおけるQQEの見方・使い方
  • QQEを使ったFX手法【トレンド相場編】
  • QQEを使ったFX手法【レンジ相場編】

QQEとは

QQEとは、通貨ペアの売られすぎ、買われすぎを調べるためのテクニカル指標です。

正式名をQuantitative Qualitative Estimationといい、直訳すると「定量定性評価」という意味になります。

このQQEはRSIを基に計算されているため、FXにおいてはRSIと同じような使い方をしますが、以下のような特徴があります。

  • RSIよりノイズが少ない
  • RSIよりさらに直近の値動きを重要視している

このような特徴から、スキャルピングなど、直近の値動きが重要なFXトレードに利用されます。

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QQEの計算方法

QQEの計算方法は、使用するインジケーターの種類によって異なります。

というのも、QQEはMT4に初期搭載されていないため、MT4で利用する際は外部サイトからインストールしなければなりません。

そのため、インジケーターの配布元によって微妙に計算方法が変わってきます。

ここでは、TradingViewに初期搭載されている「QQE」を例に、計算方法をご紹介します。

QQEとは

14期間のRSIのEMA(指数平滑移動平均線)を求め、そのATRからSARを計算したもの

RSIは、過去一定期間の上昇と下落の値幅の合計に対して、現在の上昇値幅が何%あるのかを示すインジケーターです。

FXにおいては、「買われすぎ、売られすぎ」を判断するための指標として利用されます。

はたけ
ここでは簡単に説明していますが、実際のQQEの計算方法はもっと複雑です。
今回は「QQEはRSIと同じような使い方」と覚えておけばOKです。

QQEのチャート設定方法

ここでは、QQEのチャート表示方法や、おすすめパラメーター設定について解説します。

先ほども解説した通り、QQEはMT4には初期搭載されていませんので、今回はTradingViewで設定をします。

インジケーター検索画面で「QQE」と検索すると表示することができます。

すると下の画像のように、ローソク足チャートの下に「赤・緑・黄色の3本の線」が表示されます。

  • 黄線:元のRSIの数値
  • 緑線:FastAtrRSI
  • 赤線:SlowAtrRSI

今回ご紹介するFX手法では、緑と赤の2本のみ使用します。

元のRSIの数値となる黄色線は見ませんので、「スタイル」の項目で非表示にしても構いません。

パラメーターの設定方法

インジケーターの「パラメーター項目」では、QQEを算出する期間を設定できます。

  • Fast:
    ファストQQE(緑線)を算出する期間。初期設定は2.618。
  • Slow:
    スローQQE(赤線)を算出する期間。初期設定は4.236

基本的に初期設定のままで構いません。

ちなみに、この「2.618」と「4.236」という数値はフィボナッチ比率の1種です。

詳しい説明は省きますが、フィボナッチ比率はFXトレードにおいて、反転ポイントなどを導くために利用されています。

また、パラメーターの「RSI」という項目では、元となるRSIの算出期間を設定できます。

これも初期値のまま(14日)で構いません。

FXにおけるQQEの見方・使い方

ここでは、FXにおけるQQEの見方・使い方をご紹介します。

QQEは、0から100までの範囲内で推移します。

使い方はRSIと似ており、

  • QQEの値が70以上の場合:買われすぎ
  • QQEの値が30以下の場合:売られすぎ

の可能性を示唆します。

(※今回は分かりやすく、基準となる黄色線を非表示にしています。)

またQQEは、ファスト線(緑)とスロー線(赤)のクロスを見ることでトレンド発生の可能性を判断できます。

  • ゴールデンクロス:緑線が赤線を下から上へ突き抜けた時。
    上昇トレンドを示唆
  • デッドクロス:赤線が緑線を下から上へ突き抜けた時。
    下降トレンドを示唆

また、QQEの中心値を50とし、上昇トレンドと下降トレンドを見分けることも可能です。

  • QQEの値が50以上の場合:上昇トレンド
  • QQEの値が50以下の場合:下降トレンド
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このように、QQEの使い方は非常にシンプルです。以下の章より、QQEを使った具体的なFX手法を「トレンド相場編」「レンジ相場編」に分けてご紹介します。

QQEを使ったFX手法のやり方【トレンド相場編】

ここからは、QQEを使ったFX手法の具体的なやり方を解説します。

トレンド相場においては、QQEを「移動平均線」と組み合わせることによって、よりトレンドフォローで勝ちやすくなります。

まず移動平均線の設定ですが、今回は100日のEMA(指数平滑移動平均線)を表示します。

下記の画像のように、移動平均線がローソク足より上にある場合は上昇トレンド、下にある場合は下降トレンドと判断できます。

トレンド相場のエントリーポイント

この手法はトレンド中の押し目・戻りをエントリーポイントとします。

そこで参考にするのが、QQEの値です。

下の画像では、下降トレンド中、QQEの数値が50以下で推移しています。

青丸部分では、スロー線(赤)がファスト線(緑)を下から上へ突き抜けるデッドクロスが発生しています。

ここが戻りのポイントとなります。

  • 買いポイント:QQEが50以下の地点で、緑線が赤線を下から上へ突き抜けた時。
  • 売りポイント:QQEが50以上の地点で、赤線が緑線を下から上へ突き抜けた時。
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QQEを使ったFX手法のやり方【レンジ相場編】

次に、レンジ相場におけるQQEを使ったFX手法のやり方を解説します。

QQEは一定期間中の売られ過ぎ・買われ過ぎを示すため、一定の値幅で推移するレンジ相場とも相性が良いインジケーターです。

FX相場の8割以上はレンジ相場と言われているので、トレードチャンスも多く、勝率が上がれば効率良く資金を増やすことができます。

まずは、レンジ相場がどこからどこまでなのかを割り出すため、チャートにレジサポラインを引きましょう。

はたけ
これは基本的なFX手法である「ライントレード」です。
慣れるまではラインを引くのも難しいかもしれませんが、上手く使いこなせれば強力な武器になりますので、以下の記事もぜひご参考ください。
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一般的に、レンジ相場ではラインに触れたら逆張りのチャンスとなります。

しかしそれだけでは心許ないので、QQEでエントリーポイントに根拠を持たせしょう。

レンジ相場のエントリーポイント

このFX手法のエントリーポイントは、ローソク足がレジサポラインに触れ、且つQQEのクロスが発生している時です。

  • 買いポイント:
    ローソク足がサポートラインに触れる+
    QQEが50以下の地点で、緑線が赤線を下から上へ突き抜ける
  • 売りポイント:
    ローソク足がレジスタンスラインに触れる+
    QQEが50以上の地点で、赤線が緑線を下から上へ突き抜けた時。

上記の2つの条件は同時に満たさなくても、ほぼ同時であれば十分に機能します。

なおこの手法はレンジ相場でのトレードなので、1度に稼げる値幅は大きくありません。

1時間足を使った場合、15pips〜20pips程度が基準となるでしょう。

しかしスキャルピング寄りのデイトレードなのでトレードチャンスはそこそこあり、うまくいけば細かな利益を安定して出し続けることが可能です。

損切りは大体10pips程度が適切ですが、レンジの幅によってはもっと少なくしても構いません。

はたけ

注意点として、何度も取引回数を重ねなければならないので、スプレッドがかさみやすいことが挙げられます。特に経済指標の発表時はスプレッドが開きやすいので、トレードは控えるようにして下さい。

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まとめ


今回は、

  • QQEとは?計算方法をご紹介
  • QQEのパラメーター設定
  • FXにおけるQQEの見方・使い方
  • QQEを使ったFX手法【トレンド相場編】
  • QQEを使ったFX手法【レンジ相場編】

について紹介しました。

今回ご説明した通り、QQEはとてもシンプルでFX初心者でも使いやすいものとなっています。

マスターすれば着実に利益を積み上げていく事ができますので、是非チャレンジしてみて下さい。

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