スイングトレードとは？FX初心者向け解説！

FXのスイングトレードとは？

スイングトレードとは、ポジションを数日から数週間保有し、ある程度大きな値幅を狙いにいくFXのトレードスタイルです。

数pipsの利益を積み重ねるスキャルピングやデイトレと違い、長い時間をかけて数100pips(数円単位)の値幅を狙っていきます。

スイングトレードのやり方にはさまざまなものがありますが、最もスタンダードなのはファンダメンタルズ分析によってレートが動く方向を予想する方法です。

そのため、日ごろから政治･経済的なニュースをチェックする必要があり、普段からそういった内容に興味を持っている方にはおすすめのトレード手法です。

FXのスイングトレードのメリット

ここでは、FXのスイングトレードにはどのようなメリットがあるのか、初心者向けに解説いたします。

①スプレッドの影響が小さい

FX取引をする際は、スプレッドと呼ばれる取引毎にかかるコストに気をつける必要があります。

例えば、数pipsの値動きを狙って１日に何回も取引をするスキャルピングの場合、利益に対してスプレッドが占める割合がどうしても大きくなります。

そのため、スプレッドの小さい通貨ペアを選ぶことが鉄則になります。

しかしスイングトレードであれば、取引回数が少なく得る収益が大きい為、ほんの数pipsしかないスプレッドはあまり気になりません。

スプレッドを気にすることなくあらゆる通貨ペアを選べることがメリットと言えるでしょう。

②スワップポイントを獲得できる

FXのスイングトレードは、数日〜数週間にかけてのトレードとなるため、スワップポイントが付与されることもメリットです。

スワップポイントとは、２カ国間の金利差によって発生する利益のことを言います。

低金利通貨を売って高金利通貨を買えば、ポジションを保有してる間は毎日スワップポイントを受け取ることができます。

このため、スイングトレードを行う際は、スワップポイントが高い通貨ペアを選択するのも良いでしょう。

③こまめにチャートを見なくても大丈夫

例えば、取引回数の多いスキャルピングの場合、１日の中で何度もチャートを確認する必要があります。

しかしスイングトレードの場合、比較的チャートを見る時間が少なく済みます。

一度計画を立てて、IFO注文などで予約注文をしておけば、あとは自動でエントリーから決済まで終えてくれます。

そのため、スキャルピングやデイトレードよりもFX取引にかける時間が少なくても利益を得ることが可能です。

普段本業などをされている方などにおすすめです。

FXのスイングトレードのデメリット

次に、FXのスイングトレードのデメリットについて初心者向けに解説いたします。

①ファンダメンタルズの知識が必須

FXの短期取引の場合、値動きの分析は主にチャートを見ながら行います。

しかしスイングトレードは保有期間が長い分、国の経済状況やニュースなどによる相場変動の影響を受けやすいため、ファンダメンタルズの知識が必要になってきます。

政治・経済の勉強は、もともと関心のある方でなければ初心者にとって難易度が高いかもしれません。

しかし、ファンダメンタルズの知識はスイング以外の取引にも十分に応用が利くので、今のうちに覚えておけば今後のFXの勝率に大きく関係してくるでしょう。

②マイナススワップには注意が必要

FXのスイングトレードは、保有日数が長い分スワップポイントがつくというメリットがありますが、選択する通貨ペアによってはマイナススワップが付くケースもあります。

これに関しては事前に調べておけば問題ありません。

例えば、低金利通貨の代表格としては日本円が挙げられ、高金利通貨の代表格としてはメキシコペソ、南アフリカランドなどが挙げられます。

しかし、高金利通貨は情報を取得しにくいので、予想外の値動きに翻弄されやすいことにも注意が必要です。

FXスイングトレードの注意点

FXのスイングトレードは、スキャルピングやデイトレードをした後に挑戦する方が多いと思います。

ここでは、スイングトレード特有の注意点について解説いたします。

①基本は順張り&乗り遅れは追わない！

FXのスイングトレードをする場合は、トレンドに逆らわず順張りで利益を伸ばしましょう。

もし乗り遅れてしまった場合は、焦らずに次のチャンスを待つことが必要です。

スイングトレードはスキャルピングやデイトレードに比べてチャンスが少ないため、一度エントリーポイントを逃すと次のトレードまで時間が空いてしまいます。

そのため無理やりエントリーする人が多いですが、これはあまり良くありません。

このような場合は、通貨ペアを変更する事をおすすめします。

スプレッドの負担が少ないスイングトレードなら、あらゆる通貨ペアでチャンスを探すことが可能です。

②１日１回はチャートチェックを！

FXのスイングトレードは、頻繁にチャートを見る必要はありません。

しかし1日1回はチャートを見るようにしましょう。

何故なら、予想外の値動きやニュースが入った時に計画の変更ができるからです。

③レバレッジは低めにしよう！

FXのスイングトレードをするなら、レバレッジは低めにすることをおすすめします。

スイングトレードは大きな為替変動に巻き込まれるリスクがあるため、そのような時にレバレッジを大きくしていると、1pipsの価値が大きく手痛いダメージを受けることになります。

従ってハイレバ取引をする場合、損切りラインは建値の近くに設定するしかなく、遠くに設定するのが基本であるスイングトレードとの相性が悪いです。

特にFX初心者の方がハイレバ取引をする際は、スキャルピングやデイトレードのみで行いましょう。

FXのスイングトレードにおすすめ通貨ペア

ここでは、FXのスイングトレードをするのにおすすめの通貨ペアをご紹介します。

①ユーロドル

スイングトレードにおすすめの通貨ペア①は、ユーロドルです。

ユーロドルは世界で最も取引量の多い通貨ペアです。

スイングトレードは「ファンダメンタルズ分析」で長期的な値動きを予想する必要がありますが、ユーロドルであれば情報が入りやすく、初心者でも分析しやすいでしょう。

②ドル円

スイングトレードにおすすめの通貨ペア②は、ドル円です。

ドル円は我々日本人が最も多くトレードすると言われている通貨ペアです。

ユーロドルと同じく情報量が多いのでファンダメンタルズ分析がやりやすく、実はスワップポイントが高いという特徴があります。

国内の主要FX会社の2022年5月時点(1万通貨)でのスワップポイントは、高いところで30円ほどとなっています。

スワップポイントは通貨を保有している間は毎日受け取ることができます。

そのため、長期的にポジションを保有するスイングトレーダーには、高スワップのドル円はおすすめです。

③メキシコペソ円

スイングトレードにおすすめの通貨ペア②は、メキシコペソ円です。

メキシコペソ円は2022年5月現在、トップクラスのスワップポイントを有しています。

一般的に高金利通貨は新興国の通貨であることが多いため、国の政治や経済が弱く大暴落のリスクがあります。

そんな中で、メキシコペソは為替の推移が比較的安定しています。

メキシコペソは最大貿易国であるアメリカの影響を大きく受けるため、取引する際はメキシコ国内だけでなく、アメリカの動向に気を配るようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたか？
今回は

について説明しました。

スイングトレードは、時間のない方でもトレードすることができるメリットがあるので、多くの方におすすめのトレードスタイルです。

是非、挑戦してみて下さい。